『仕事・働き方を知る特集~新聞営業の魅力』
『仕事・働き方を知る特集~新聞営業の魅力』
見失いがちな「新聞」の価値を啓発。若手の熱意や成果を正当に評価する会社
朝日新聞の魅力を発信し、独自の存在感を放つ
朝日新聞の営業会社として、業界ではよく知られているK-HOS TOKYO(Z 会) 。
長年の歴史があるからこそ、そのパフォーマンスには目を見張るものがある。
代表取締役に、経営の哲学や仕事の魅力を語っていただいた
小林 寛和/代表取締役
リフレッシュ術は、自然に触れること。休日は山に登ったり、田舎を訪れて景色を楽しんだりすることが多い。体を鍛えることにも情熱を注ぎ、ジムには20年以上通っているとのこと。
圧倒的な販売力で業績を維持。さらなる展開を視野に入れ、挑戦を続ける
朝日新聞社から全面的に信頼される会社に育て上げた小林社長。さらなる事業展開に向けて、チャレンジを続ける。
当社は、朝日新聞社の委託で同紙の拡販活動を行っている営業会社です。
2023 年10 月現在、朝日新聞の東京本社管内には当社を含めて約 50 社の営業会社があります。私は、当社ともう一つの営業会社で社長を務めています。
設立以来、東京から青森までの広範なエリアで活動してきました。 朝日新聞を扱う営業会社の中で、これだけ広い地域で営業を行っている会社は他にありません。しかも、朝日新聞社からはどこで活動してもよいと言われているので、さらにエリアを拡大することも可能です。
営業会社は、皆さんにとっても身近な「販売店」とは異なります。販売店は新聞の配達、営業、集金を行いますが、営業会社である当社は、販売店と家庭・企業の間に立ち、購読提案を行います。
現在の当社には約 60 名の販売スタッフがおり、一人あたりの契約件数は月平均で 40~50程度です。つまり、少なく見積もっても月間1200 軒、年間1 万4000 軒以上の新規購読者を獲得していることになります。これほどの業績を上げている営業会社は、当社しかありません。数年にわたって業績を維持してきた結果、 朝日新聞社から絶大な信頼を得ています。
将来的には全国で活動を展開することも視野に入れていますので、社員の活躍の場も、さらに広がっていくことでしょう。
ネット隆盛の時代、新聞に価値を見出す人も。確かな販売ノウハウで成果を上げる
「自発的に動き、成長している実感を得られる点がこの仕事の魅力」とのこと。お客さまに新聞の価値をしっかり伝えれば、結果はおのずとついてくるようだ。
近年は、新聞や雑誌ではなくネットからニュースを得る人が増えており、新聞の購読者数は減少してきました。販売活動においても、かつては主要4紙が拡販競争を繰り広げていましたが、今日、本腰を入れて拡販に取り組んでいるのは2紙のみという状況です。
このような時代、新聞の購読提案を行う仕事は難しいのではないかと考える学生さんは少なくないと思います。でも実は、ネットメディアの普及とともに新聞の提案はかえって行いやすくなっているのです。4紙がしのぎを削っていた頃に契約を獲得するのは難しいことでしたが、今の私たちの提案に耳を傾けてくださるのは、新聞購読になんらかの価値を見出している方たちです。そういう方に若い担当者が熱意を持って提案を行うと、契約に結びつくケースが多いのです。
具体的な提案の手法は、私自身の経験に基づいて細かく指導しています。しかし、提案で最も重要なのは“誠意”です。メディアに関する詳しい知識やトークのノウハウがない若い方も、新聞は良いものであると心から感じ、それをお伝えすれば購読に結びつくと私は考えています。また、身だしなみや気づかいなど、人としての基本も重要です。大切なのは、お客さまの考えを読み取り、それに寄り添いながら話を進める姿勢、言い換えればホスピタリティの精神ではないでしょうか。
さらに、私たちは助け合いの精神も大切にしています。若手スタッフたちは、困ったことがあれば互いに相談に乗ったり、情報を共有したりしながら仕事に取り組んでいます。販売店の方たちも、私たちの活動を強力にサポートしてくれます。私たちは、提案活動を始める1カ月前からエリアの販売店と連絡を取り、さまざまなデータを受け取っています。例えば、まだ朝日新聞を購読していないお客さまや、かつて購読していたが休眠状態になっているお客さまがどこにいるのか、お客さまのお子さんが何歳くらいなのかという、詳細な情報を得られるのです。こうした支援が受けられるのも、朝日新聞社と販売店がケーホスの実績を高く評価し、大いに期待しているからにほかなりません。
自由度の高い働き方が魅力。自分のペースを維持して高収入を得られる
《応募される方へのメッセージ》
人の価値観はそれぞれ違います。どんな人生を歩むべきかは各人が考えることですが、良い判断を下すには正確な情報が必要です。情報がなければ、思い描いていた人生を送るのは難しくなるでしょう。新聞や書籍からは、“本物”の情報を得られます。私たちが取り組んでいるのは、人々が正しい情報に触れる機会を増やす仕事であり、社会的に大きな意義があるといえます。
皆さんには、どんな仕事であれ、諦めずに続けることが大切であることを知ってほしいと思います。私はもともとホテルマンだったのですが、思い切ってトライした新聞拡販の営業が面白く、今日まで続けてきました。もちろん、最初はうまくいかないこともありましたが、誰もが同じ条件でやっているのだから、いつか絶対に結果を出せると信じて頑張りつづけたのです。
そして、いつまでも学ぶという気持ちを忘れないでください。私は40 歳を過ぎてから大学院に入りました。そこで学んだことは、大きな成長の糧になったと感じています。また、ずっとオフィスにいるのではなく、現場に足を運んでそこで何が起こっているのかを知るように心掛けています。
(代表取締役 小林 寛和)
小林社長の座右の銘は「他の人と同じことをしていると、その人以上の者にはならない」というもの。自分で考え、独自の視点で仕事に取り組みながら道を切り拓いてきた。
新聞には、政治・経済・社会・医療・教育・生活などに関するあらゆるニュースが凝縮されています。しかも、伝統ある新聞は客観性と信憑性の高い情報だけを選別して掲載しています。一方、デジタルツールは、主に読者の好む情報を提供します。広大なインターネットの世界には、信用できない情報もたくさんあります。ですから、新聞は読者の視野を正しく広げる重要なメディアといえるでしょう。また、新聞の購読者は50代以上の方たちが中心ですが、若い方が購読を始めるケースも増えています。その理由としては、子どもの教育に役立つという点が挙げられると思います。また、朝日新聞の記事が大学入試に多く使われていることは、みなさんもよくご存じのことでしょう。
当社が新卒採用に乗り出したのは 2 年前です。就職活動が一段落した学生がやってきて、「挑戦してみたい」と熱心に申し出てきたのがきっかけでした。正直なところ、あまり期待していなかったのですが、意外にも営業で結果を出すようになりました。やがて、30~40万円ものインセンティブを稼ぐようになり、本人も楽しそうに働いていたのです。その姿を
見て、若い人にこそ夢や可能性があるのではないかと思いましたね。
当社では、結果を出した人には大きな報酬を与えることにしています。社員の月収はおおむね40~50万円で、多い人は60~70万円、なかには100万円以上を受け取る人もいます。しかし、営業のノルマを課しているわけではありません。それぞれが自分に合うやり方で仕事に取り組めば良いと考えています。午前11時から午後6時または7時まで働き、そのまま直帰できます。休日も自由に取得できるのです。
また、当社の社員は東京から青森までのエリアで活動しており、遠方での営業は新幹線とホテルを利用して取り組むことになります。いろいろなところを訪問できるので、出張したいと自分から申し出る社員も少なくありません。一日の目標を達成したら、観光を楽しんだり、おいしいものを食べたりしているようです。
とにかく私は、社員に充実したプライベートを過ごして幸せになって欲しい。そのための待遇であり、自由度の高い働き方なのです。本人が望むなら大学に通い学び直すことだってできるでしょう。